[ロンドン 5日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間12時10 分 *先物 清算値 前日比 前営業日終 コード 盤 3カ月物ユーロ 100.31 0.00 100.31 独連邦債2年物 111.88 -0.01 111.89 独連邦債5年物 132.90 +0.02 132.88 独連邦債10年物 165.49 +0.21 165.28 独連邦債30年物 185.20 +0.52 184.68 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日終 コード 盤 独連邦債2年物 -0.557 +0.011 -0.568 独連邦債5年物 -0.334 +0.001 -0.335 独連邦債10年物 0.168 -0.012 0.180 独連邦債30年物 0.774 -0.010 0.784 ユーロ圏金融・債券市場ではイタリア政府がシンジケート団を通して新発30年債を 発行すると発表したことを受け、イタリア長期債利回りが2週間半ぶりの水準に上昇した 。 イタリア政府はバンカIMI、BNPパリバ、クレディ・アグリコル、ドイツ銀行、 ゴールドマン・サックスから成るシンジケート団を通して30年債を発行する計画を発表 。6日にも発行される可能性がある。 これを受け、イタリア30年債利回りは9ベーシスポイント(bp)上 昇の3.66%と、1月17日以来の高水準を付けた。 ラボバンクの金利ストラテジスト、マット・ケアンズ氏は、イタリアで早期に選挙が 実施される可能性が取り沙汰されていることは、国債が魅力的になるように政府に譲歩が 必要であることを示していると指摘する。 イタリア国家統計局(ISTAT)が前週に発表した2018年第4・四半期の国内 総生産(GDP)速報値は前期比0.2%減。第3・四半期に続く2四半期連続のマイナ ス成長となり、イタリアが定義上のリセッション(景気後退)に陥ったことが確認された 。 終盤の取引で独10年債利回りは1.4bp低下の0.167%。ただ ユーロ圏の経済指標を受け、一時は0.206%まで上昇する場面もあった。 他の格付けの高いユーロ圏国債の利回りも低下。仏10年債とオランダ 10年債利回りなどは1─2bp低下している。 フィンランドはこの日、シンジケート団を通して10年債を発行。発行予定額の30 億ユーロに対し、応募額は一時210億ユーロを超えた。その後、シ団が価格を調整した ことで応募額は145億ユーロに減少したものの、フィンランドとしては過去最高となる 。 (い)