[ロンドン 21日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間12時 13分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.33 0.00 100.33 独連邦債2年物 112.12 +0.02 112.10 独連邦債5年物 135.41 +0.17 135.24 独連邦債10年 173.15 +0.43 172.72 物 独連邦債30年 214.40 +0.64 213.76 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.692 -0.014 -0.672 独連邦債5年物 -0.679 -0.024 -0.657 独連邦債10年 -0.493 -0.028 -0.465 物 独連邦債30年 -0.065 -0.020 -0.046 物 ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア10年債利回りが6週間ぶ り低水準近辺で推移した。市場では新型コロナウイルス対策として検討 されている5000億ユーロ(5479億ドル)規模の欧州復興基金に 関する情報を注視している。 復興基金が貸付か供与のどちらで実施されるかが不透明な中、イタ リア10年債利回りは終盤の取引でほぼ変わらずの1.6 4%。復興基金案が発表された翌19日には一時1.59%まで低下し ていた。 ドイツ10年債との利回り格差は小幅上昇の210ベーシスポイン ト(bp)。 コメルツバンクの金利ストラテジスト、ライナー・グンターマン氏 は「独仏の当初案は前向きに捉えられたが、同時に他国からの反対もあ り、対案も出た。すでに向かい風も受けており、市場は政治的な協議が 続いているとみているのだろう」と指摘。協議はまだ初期段階で、市場 の足踏み要因になっていると述べた。 ドイツ10年債利回りは3bp低下のマイナス0.5 0%。 世界保健機関(WHO)は20日、過去24時間に確認された新型 コロナウイルスの新規感染者が10万6000人と、1日当たりの感染 者としてこれまでで最多となったことを明らかにし、貧困国で感染が拡 大していることに懸念を示した。これを受け、市場でリスクオフの動き が強まった。 IHSマークイットが21日発表した5月のユーロ圏総合購買担当 者景気指数(PMI)速報値は30.5となり、統計開始以来最低とな った4月の13.6から上昇した。新型コロナ感染拡大を受けて導入さ れたロックダウン(都市封鎖)措置が一部で緩和されたことを受けた。 (ーからご覧ください)
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