[ロンドン 25日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間11時 24分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.55 +0.01 100.54 独連邦債2年物 112.31 +0.04 112.27 独連邦債5年物 135.32 +0.19 135.13 独連邦債10年 177.83 +0.67 177.16 物 独連邦債30年 224.30 +2.10 222.20 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.723 -0.021 -0.705 独連邦債5年物 -0.743 -0.030 -0.731 独連邦債10年 -0.550 -0.039 -0.541 物 独連邦債30年 -0.137 -0.043 -0.095 物 ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア債利回りが2カ月半ぶりの 高水準から低下した。新政権樹立によって解散総選挙が回避される可能 性が注視された。 イタリアの複数の日刊紙は25日、コンテ首相が近く辞任し、過半 数の支持を得られる新政権の樹立を目指すと報じた。 22日には中道左派の与党民主党(PD)が、上下両院で信任を得 たコンテ首相が議会の過半数を確保できない場合、政治的な行き詰まり を打開する唯一の方法は解散総選挙を実施することだと警告。これを受 け、イタリア債利回りは上昇していた。 1536GMT(日本時間26日午前0時36分)時点のイタリア 10年債利回りは8ベーシスポイント(bp)低下の0. 64%。2カ月半ぶりの高水準を付けた22日の上昇分をほぼ吐き出し た。 独伊10年債利回り差は118bpに縮小。22日には120bp 超と昨年11月以来の大きさとなっていた。 INGのシニア金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は、 コンテ首相辞任の可能性がイタリア債の買い手掛かりになったと指摘。 市場は辞任後に新政権を樹立するというコンテ首相の戦略が成功する可 能性が高いと判断しているのだろうと述べた。 ロイターは25日、政府高官の話として、コンテ首相が新政権樹立 を視野に入れた辞任を計画している事実はないと報じたが、市場への影 響は限定的だった。 一方、ドイツのIFO経済研究所が発表した1月の業況指数は90 .1と、予想以上に落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染第2波で景 気の回復がストップした。 域内債券利回りも低下。独10年債利回りは3bp低 下のマイナス0.54%となった。 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるフィリップ ・レーン専務理事は25日、資金調達環境が良好かどうかを判断する上 で、ECBは銀行の信用状況や債券市場を主に重視しているという考え を示した。 (ーからご覧ください)
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