[ロンドン 4日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間12時 6分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.31 0.00 100.31 独連邦債2年物 111.89 -0.03 111.92 独連邦債5年物 132.88 -0.10 132.98 独連邦債10年 165.28 -0.22 165.50 物 独連邦債30年 184.68 -0.44 185.12 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.567 +0.013 -0.580 独連邦債5年物 -0.367 +0.013 -0.380 独連邦債10年 0.122 +0.010 0.112 <DE10YT=TWEB <0#DE10YT=TWEB 物 > > 独連邦債30年 0.780 +0.007 0.773 <DE30YT=TWEB <0#DE30YT=TWEB 物 > > ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア国債利回りが一時3週間ぶりの水準に上昇し た。経済見通しを受け、財政状況が悪化するとの懸念が高まった。 取引が進むにつれ利回りは低下したものの、アナリストは弱気相場が変化したという より、新たな材料が不足していることが背景と指摘した。 先週発表された国内総生産(GDP)統計によると、2018年第4・四半期は2四 半期連続のマイナス成長となり、景気後退に突入した。また1月のイタリア製造業購買担 当者景気指数(PMI)は業況改善と悪化の節目を4カ月連続で下回り、2013年以来 の低水準となった。 弱い指標を受け、欧州中央銀行(ECB)による低金利維持がさらに長期化するとの 見方から、ユーロ圏債券市場は押し上げられている。 しかし、イタリアでは公的財政の悪化の懸念が高まっているほか、さらなる財政措置 の憶測も強まっている。 ダイワ・キャピタル・マーケッツの経済調査部門責任者、クリス・シクルナ氏は「新 政権の財政計画を巡って昨年見られた懐疑論が経済指標を受けて再び考察されている」と し、今年第1・四半期もマイナス成長が続く可能性が十分あるとの見解を示した。 イタリア10年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp)上昇の2. 806%を付け、その後は約2bp上昇の2.75%付近。2年債と5年債I T5YT=RRの利回りも1─3bp上昇した。 イタリア以外では、ほとんどの10年債価格が上昇。ドイツ10年債利 回りは0.18%で、1カ月ぶり低水準に接近した。 (い)