August 31, 2018 / 5:07 PM / 25 days ago

ユーロ圏金融・債券市場=伊国債利回り上昇、格付け見直し控え警戒感

    [ロンドン 31日 ロイター] -   
 <金利・債券>                                                                      
 米東部時間12時29                                                                    
 分                                                                 
 *先物               清算値   前日比  前営業日終  コード                            
                                               盤                   
 3カ月物ユーロ       100.32     0.00      100.32                           
 独連邦債2年物       112.00    +0.01      111.99                            
 独連邦債5年物       132.25    +0.04      132.21                            
 独連邦債10年物     163.27    +0.29      162.98                            
 独連邦債30年物     178.80    +0.76      178.04                            
 *現物利回り         現在値   前日比  前営業日終  コード                            
                                               盤                   
 独連邦債2年物       -0.617   -0.003      -0.614                                 
 独連邦債5年物       -0.299   -0.009      -0.290                                 
 独連邦債10年物      0.328   -0.022       0.350                                  
 独連邦債30年物      1.006   -0.021       1.027                                  
        
    ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア国債利回りが短期債から長期債にわたり約3
カ月ぶりの水準に上昇した。格付け見直し発表を取引終了後に控え警戒感が高まる中、同
国の政府高官が必要に迫られれば欧州連合(EU)の財政規律を順守できない可能性があ
ると述べたことで、イタリア国債に対する弱気な見方が強まっている。
    イタリア連立政権を構成する「同盟」の幹部、ジャンカルロ・ジョルゲッティ氏はこ
の日、インフラ設備の安全性を高めるために追加的な支出が必要となった場合、イタリア
の赤字は来年、EUが定める水準を上回る可能性があると述べた。
    大和キャピタルマーケッツの経済調査部門責任者、クリス・シクルナ氏は「こうした
発言が出てきたことを受け、市場ではイタリアが懸念材料であることが改めて認識された
」としている。
    イタリア国債利回りは短期債から長期債にわたり約3カ月ぶりの水準に上昇。2年債
利回りが1.46%と12ベーシスポイント(bp)上昇したほか、5年債I
T5YT=RR利回りは2.58%、10年債利回りは3.25%に上昇した。1
0年債利回りの8月の上昇幅は50bpを超える見通しとなっている。    
    格付け会社フィッチ・レーティングスはこの日の取引終了後にイタリアの格付け見直
しの結果を発表する。現在の格付けは「BBB」、格付け見通しは「安定的」となってい
る。
    アナリストの間では、イタリア連立政権は財政計画の詳細をまだ発表していないため
、フィッチは現時点では格下げは行わないとの見方が大勢となっている。ただ、格付け見
通しが「ネガティブ」に変更される可能性は否定されていない。    
    イタリアの格付けを巡ってはムーディーズ・インベスターズ・サービスが前週、格下
げ方向での見直し期間を延長すると発表している。
    アバディーン・アセット・マネジメントの投資マネジャー、パトリック・オドンネル
氏は「一部アナリストは将来的な格下げがすでに織り込まれているとの見方を示している
」と指摘。ブルージェイ・アセットマネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、マ
ーク・ダウディング氏は「イタリアを巡っては過度に弱気な見方がまん延しており、利回
り格差はユーロ圏崩壊のリスクを過度に織り込んでいるように見える」と述べた。   
    イタリアとドイツの利回格差は291bpと、2013年以来の水準に拡大している
。
    その他のユーロ圏国債利回りは1─2bp低下。EU統計局発表の8月のユーロ圏消
費者物価指数(CPI)速報値が前年比2.0%上昇と、7月の2.1%上昇から伸びが
鈍化したことを反映した可能性がある。

    
 (い)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below