March 5, 2018 / 5:29 PM / 5 months ago

ユーロ圏金融・債券市場=伊国債利回り上昇、総選挙で「五つ星」躍進

    [ロンドン 5日 ロイター] -    
 <金利・債券>                                                                      
 米東部時間12時9分                                                                   
 *先物               清算値   前日比  前営業日終  コード                            
                                               盤                   
 3カ月物ユーロ       100.33    +0.01      100.32                           
 独連邦債2年物       112.02    +0.01      112.01                            
 独連邦債5年物       131.23    +0.05      131.18                            
 独連邦債10年物     159.88    +0.11      159.77                            
 独連邦債30年物     162.28    +0.10      162.18                            
 *現物利回り         現在値   前日比  前営業日終  コード                            
                                               盤                   
 独連邦債2年物       -0.612   +0.002      -0.614                                 
 独連邦債5年物       -0.099   +0.004      -0.103                                 
 独連邦債10年物      0.644   +0.007       0.637                                  
 独連邦債30年物      1.309   +0.021       1.288                                  
    
   ユーロ圏金融・債券市場では、4日投票のイタリア総選挙の結果、過半数を獲得する
政党がないハングパーラメントとなる見通しとなったことを受け、イタリア国債を売って
独連邦債などの安全性が高い国債を買う動きが加速した。
    イタリア総選挙(上下両院)では開票率が75%強の段階で主要3勢力はいずれも単
独で議会の過半数を確保できていない。単一政党として得票率が最大となる見通しとなっ
たのは反体制派政党「五つ星運動」で、得票率は31%と、前回の25%から伸びる見通
し。
    JPモルガン・アセット・マネジメントの世界市場ストラテジスト、マリア・パオラ
・トッシ氏は、「改革のほか、ユーロや他の政党との連立政権樹立を巡る見解で懸念を呼
び起こさせる政党が勢力を拡大させている」と指摘。「今回の選挙結果は前向きなもので
はない」と述べた。    
    米資産運用大手ブラックロックは、今回の選挙結果を受け、イタリアのほか、南欧諸
国の国債に圧力がかかる可能性があると予想。フランクリン・テンプルトンは選挙後の議
会の構成が明確になるのを待ってからポジションの再検証を行うとの立場を示した。    
    朝方の取引でイタリア10年債は利回りは2.14%と10ベーシス
ポイント(bp)上昇。その後は上げ幅を縮小したものの、6bp上昇の2.09%で清
算した。
    イタリアではクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)も上昇。5年物CDSI
TGV5YUSAC=MGは106.75と、1月15日以来の高水準を付けた。
    一方、安全買いが入った独連邦債利回りは低下し、独10年債利回りは
一時0.596%と、1カ月ぶりの低水準を付けた。終盤の取引ではやや上向き、0.6
2%となっている。こうしたなか、イタリアとドイツの利回り格差は一時152bpと、
2月23日以来の水準に拡大した。
    4日はこのほか、ドイツで第2党社会民主党(SPD)の党員投票の結果が判明し、
メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立合意が賛成
多数で承認された。
    CMEグループのシニアエコノミスト、エリック・ノーランド氏は「欧州は伝統的に
独仏の2カ国が主導しているが、イタリアの重要度もかなり高い」とし、このためイタリ
ア総選挙の方が市場に大きな影響を及ぼしたとしている。
    債券市場では、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに対し輸入制限を発動させる
方針を示したことで、貿易戦争の勃発が懸念材料となっている。DZ銀行のストラテジス
ト、ダニエル・レンツ氏は「貿易戦争は経済に対しマイナスの影響を及ぼす。貿易戦争が
エスカレートすれば、全般的に利回り低下、スプレッド拡大といった動きが出る」と述べ
た。

    
 (い)

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