June 11, 2018 / 4:56 PM / 13 days ago

ユーロ圏金融・債券市場=伊国債利回り急低下、新経済相がユーロ離脱ないと表明

    [ロンドン 11日 ロイター] -    
 <金利・債券>                                                                      
 米東部時間12時41                                                                    
 分                                                                 
 *先物               清算値   前日比  前営業日終  コード                            
                                               盤                   
 3カ月物ユーロ       100.32     0.00      100.32                           
 独連邦債2年物       111.95    -0.09      112.04                            
 独連邦債5年物       131.08    -0.31      131.39                            
 独連邦債10年物     159.74    -0.66      160.40                            
 独連邦債30年物     171.66    -1.80      173.46                            
 *現物利回り         現在値   前日比  前営業日終  コード                            
                                               盤                   
 独連邦債2年物       -0.618   +0.045      -0.663                                 
 独連邦債5年物       -0.144   +0.047      -0.191                                 
 独連邦債10年物      0.492   +0.045       0.447                                  
 
    ユーロ圏金融・債券市場では、イタリアのトリア新経済相が新政権にはユーロ圏を離
脱する意図はないと発言したことを受け、同国の国債利回りが大きく低下した。    
    トリア経済相は10日付の伊紙コリエレ・デラ・セラのインタビューで、新政権はユ
ーロ圏にとどまることにコミットしていると表明。債務水準の引き下げに注力すると同時
に、投資と構造改革を通して成長を押し上げたいと語った。
    INGのシニア金利ストラテジスト、マーティン・ファンフリート氏は「トリア氏の
発言内容は市場の予想より率直で、安心感を呼び起こさせるものだった。このためイタリ
ア国債利回りが動いた」と指摘。ただ、「インフレ連動型のイタリア国債の流動性はなお
低水準にあり、このことは市場の受け止め方を示していると言える」と述べた。
    不安定な取引の中、イタリア2年債利回りは60ベーシスポイント(bp
)低下の1.08%、イタリア10年債利回りは30bp低下の2.83%
となった。10年債利回りのこの日の低下は1日としては約6年ぶりの大きさ。イタリア
10年債と独10年債との利回り格差は235bpと、前週末の268bpから縮小した
。    
    BMOウエルスマネジメントの最高投資責任者(CIO)、マイク・ストリッチ氏は
「イタリア新政権の方向性を巡る先行き不透明感は払しょくし切れていないため、向こう
数カ月は不安定な取引となる可能性がある」としながらも、「現在は世界的なファンダメ
ンタルズは比較的堅調となっており、特に欧州連合(EU)では経済面で引き続き比較的
プラスの勢いが見られている」とした。    
    独10年債利回りは5bp上昇の0.50%。カナダのシャルルボワで
9日まで2日間の日程で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、通商政策
を巡り米国と6カ国の意見が対立し、途中退席したトランプ米大統領が首脳宣言を承認し
ないと表明。貿易戦争を巡る懸念が高まった。こうしたなか、安全資産としての独連邦債
に対する需要が増大した。   
    市場では14日の欧州中央銀行(ECB)理事会にも注目。BNPパリバの欧州経済
担当責任者、ルイジ・スペランサ氏は、「(債券買い入れ策を巡る発表が)6月になろう
が7月になろうが、買い入れ策が近く終了されることには変わりはない」としている。

    
 (い)

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