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ユーロ圏金融・債券市場=利回り低下、トランプ米大統領の政策実行能力に疑問符
2017年3月27日 / 16:30 / 8ヶ月後

ユーロ圏金融・債券市場=利回り低下、トランプ米大統領の政策実行能力に疑問符

    [ロンドン 27日 ロイター] - 
 <金利・債券>                                                                 
 米東部時間12時1                                                                
 分                                                              
 *先物           清算値   前日比   前営業日終  コード                          
                                            盤                   
 3カ月物ユーロ   100.33     0.00       100.33                           
 独連邦債2年物   112.08    -0.06       112.14                            
 独連邦債5年物   131.17    -0.09       131.26                            
 独連邦債10年   160.26    +0.04       160.22                            
 物                                                              
 独連邦債30年   167.36    +0.30       167.06                            
 物                                                              
 *現物利回り     現在値   前日比   前営業日終  コード                          
                                            盤                   
 独連邦債2年物   -0.704   +0.028       -0.732                                 
 独連邦債5年物   -0.298   +0.012       -0.310                                 
 独連邦債10年    0.402   -0.007        0.409                                  
 物                                                              
 独連邦債30年    1.142   -0.009        1.151                                  
 物                                                              
 
    ユーロ圏金融・債券市場では、国債利回りが総じて低下し、仏独10年債利回りは3
週間ぶりの低水準をつけた。米下院が医療保険制度改革(オバマケア)代替法案を撤回し
たことで、トランプ米大統領が減税などの重要法案を成立に導けるか懸念が広がった。
    トランプ氏の掲げる大型減税やインフラ投資が成長とインフレを押し上げるとの見方
から、米大統領選以降、欧米の債券には売りが膨らんだ。だがオバマケア改廃が実現しな
かったことで、投資家は成長・インフレ見通しの見直しを迫られている。
    また一部で浮上していた欧州中央銀行(ECB)が早期に金融引き締めに動くとの見
方も後退するとみられている。
    INGのシニア金利ストラテジスト、マータン・ファン・ブリエ氏は「トランプ米大
統領の成長支援政策を巡る失望を受けて、投資家は将来の動向を再評価している」とし、
「中銀預金金利の引き上げなど、タカ派路線のECB政策を見込んだ取引も見直されるだ
ろう」と話す。
    ドイツ、フランスの10年債利回りはいずれも4ベーシ
スポイント(bp)程度低下し、それぞれ3週間ぶりの水準となる0.36%、0.93
%をつけた。米10年債利回りも1カ月ぶりの水準となる2.35%に低下
した。
    仏国債がややアウトパフォームしたことで、仏独10年債の利回り格差は57bp程
度と、約2カ月ぶりの水準に縮小した。
    スペイン10年債利回りも一時1カ月ぶりの水準となる1.64%に
低下。ポルトガル10年債利回りは3.79%と、およそ2カ月ぶりの低
水準をつけた。    
    ECB専務理事は同日、超緩和的な金融政策について異なる見解を表明し、ドラギ総
裁下の政策運営の方向性を巡り、支持派、反対派の溝の深さがあらためて浮き彫りとなっ
た。
    ECBのチーフエコノミストで、ドラギ総裁に近いプラート専務理事は、ユーロ圏は
なお著しい金融刺激が必要との立場を表明。一方で、 ラウテンシュレーガー専務理事は
、ECBが政策スタンスの変更について協議するのは時期尚早としながらも、異例の金融
刺激からの最終的な出口に向け備える必要があるとの見解を示した。
    欧州短期金融市場は、12月のECB理事会における利上げの可能性を約70%の確
率で織り込んでいる。今月より早い段階では80%まで高まっていた。

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