[ミラノ 8日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間12時4 0分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.54 0.00 100.54 独連邦債2年物 112.16 0.00 112.16 独連邦債5年物 134.20 +0.08 134.12 独連邦債10年 172.10 +0.35 171.75 物 独連邦債30年 201.56 +0.98 200.58 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.667 -0.005 -0.666 独連邦債5年物 -0.596 -0.011 -0.584 独連邦債10年 -0.220 -0.018 -0.199 物 独連邦債30年 0.333 -0.023 0.355 物 ユーロ圏金融・債券市場では、域内国債利回りが低下した。米債利 回りに追随した。10日の欧州中央銀行(ECB)理事会がハト派的な 内容になるとの見方が引き続き広がっている。 米債利回りは1カ月超ぶりの低水準となった。全米自営業者連盟( NFIB)が8日に発表した5月の米中小企業楽観度指数が0.2ポイ ント低下の99.6と、4カ月ぶりに低下したことを受けた。 ドイツ10年債利回りは約3ベーシスポイント(bp)低下しマイ ナス0.234%と、5月7日以来の低水準となった。 INGのアナリストは「理事会を前に、ECBがパンデミック緊急 購入プログラム(PEPP)における資産買い入れの迅速なペースをも う1四半期維持するとの見方でほぼ固まっている」と指摘。そのため、 「ハト派的なサプライズのハードルは高くなっている」とした。 8日はイタリアで100億ユーロの新発10年債入札が実施され、 650億ユーロ超の需要を集めた。 イタリア10年債利回りは入札後に5bp低下し、5月7日以来の 低水準となった。 MFSアセットマネジメント債券リサーチアナリスト、アナリサ・ ピアッツァ氏は「次回のECB理事会での『ハト派的』な発言は、すで に織り込まれているようだ」とし、ECBは国債入札の大半が一段落す る夏季にパンデミック(世界的大流行)に関するリスクを再評価するだ ろうとした。 多くのアナリストは域内国債利回りはECB理事会までレンジ内で 推移すると予想している。 独欧州経済センター(ZEW)が8日発表した6月の景気期待指数 は79.8と前月の84.4から低下したが、今後6カ月の力強い景気 回復への期待が損なわれていないことも示されたため、域内国債利回り への影響は限られた。 (ーからご覧ください)
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