[ロンドン 29日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間12時24 分 *先物 清算値 前日比 前営業日終 コード 盤 3カ月物ユーロ 100.33 0.00 100.33 独連邦債2年物 111.98 +0.01 111.97 独連邦債5年物 131.25 +0.06 131.19 独連邦債10年物 159.43 +0.12 159.31 独連邦債30年物 165.38 -0.30 165.68 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日終 コード 盤 独連邦債2年物 -0.604 +0.004 -0.608 独連邦債5年物 -0.104 -0.006 -0.098 独連邦債10年物 0.491 -0.008 0.499 独連邦債30年物 1.161 +0.015 1.146 ユーロ圏金融・債券市場は、利回りが月間で大きく低下する見通しだ。 欧州中央銀行(ECB)が緩慢なペースで刺激策を縮小するとの見方が根強いほか、 域内景気の勢いが無くなりつつある兆候が意識された。 ドイツ10年債利回りは欧州取引時間の中盤にかけ0.5%を上回った 。だが、ドイツのインフレ指標が予想より低い伸びにとどまったと伝わり、終盤で横ばい の0.496%。 月間の低下幅は約16ベーシスポイント(bp)で、昨年8月以来の大きさとなりそ うだ。 3月のドイツ消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP )で前年比1.5%上昇、アナリスト予想(1.6%上昇)に届かなかった。 ECBの金融刺激策を背景に幅広い景気回復基調がみられ、賃金も上昇しているもの の、ドイツの物価上昇圧力は比較的小幅にとどまっている状況を浮き彫りにした。 フランスやイタリア国債利回りは今月、20bp程度低下、 スペインとポルトガルの国債利回りは30bp強下げた。 スペイン10年債利回りの月間低下幅は2016年中盤以来の大きさを記録する見通 しだ。 欧州取引時間終盤までに、スペイン国債利回りが5bp低下して1.162%と、1 6年10月以来の低水準をつけた。 スペインとドイツの10年債利回り差は67bpと、6週間半ぶりの水準に縮小した 。 ポルトガル10年債もアウトパフォームし、利回りは一時1.607%と15年4月 以来の低水準を記録した。 より高い格付けを得た国の債券利回りは大半が上向いたが、終盤にかけ0.5━1 bp低下した。 (い)