[アムステルダム 10日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間12時2 0分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.51 -0.01 100.52 独連邦債2年物 112.29 -0.03 112.32 独連邦債5年物 135.11 -0.14 135.25 独連邦債10年 174.02 -0.34 174.36 物 独連邦債30年 220.78 -0.92 221.70 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.717 +0.009 -0.725 独連邦債5年物 -0.702 +0.018 -0.719 独連邦債10年 -0.490 +0.019 -0.508 物 独連邦債30年 -0.054 +0.020 -0.071 物 ユーロ圏金融・債券市場では、ドイツ債利回りが一時1カ月ぶりの 水準に上昇した。市場では新型コロナウイルスワクチンに関する報道の 消化が続いている。 欧州連合(EU)は10日、新型コロナ支援措置である失業リスク 緩和緊急支援(SURE)の財源調達に向け2回目の債券発行を実施。 ロイターが確認した主幹事のメモによると、発行額80億ユーロの5年 債には1050億ユーロ超、同60億ユーロの30年債には700億ユ ーロ超の需要が集まった。 INGのシニア金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は、 昨日の売りでかなり厳しい市場状況だったことを考慮すると、非常に大 規模な資金調達になったと分析した。 9日には米製薬ファイザーが新型コロナワクチンの臨床試 験(治験)で感染を防ぐ有効率が90%を超えたと発表。この報道を受 け、国債が大きく売られていた。 市場ではこの日もワクチン関連ニュースの消化が継続。前日に3月 以来の上昇幅になったドイツ10年債利回りは、1カ月ぶ り水準のマイナス0.473%に一時上昇。終盤の取引ではマイナス0 .477%にやや低下した。 EU議会と加盟国が2021─27年予算案の詳細で合意したとい う報道は、ほとんど材料視されなかった。 ユーロ圏のインフレ期待を示す指標である5年先スタート5年物フ ォワードレートは、9月16日以来の水準となる1.2 1%まで上げる場面があった。 イタリア10年債利回りは0.74%に上昇した。 インサイト・インベストメントの債券スペシャリスト、サブリナ・ ジェイコブス氏は「現時点ではさまざまな意見があり、注目はこれが金 利上昇トレンドの転換点になるのか、あるいは経済的打撃を受けて金利 がより長期間(幅広い)レンジにとどまるかということだ」と指摘した 。 (ーからご覧ください)
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