[ロンドン 7日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間12時49分 *先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード 3カ月物ユーロ 100.33 0.00 100.33 独連邦債2年物 112.23 +0.04 112.19 独連邦債5年物 132.73 +0.08 132.65 独連邦債10年物 163.65 +0.13 163.52 独連邦債30年物 167.82 -0.24 168.06 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード 独連邦債2年物 -0.793 -0.015 -0.778 独連邦債5年物 -0.389 -0.011 -0.378 独連邦債10年物 0.292 -0.006 0.298 独連邦債30年物 1.069 +0.014 1.055 ユーロ圏金融・債券市場では、独2年債利回りが3カ月ぶりの水準に低下した。世界 的な地政学リスクの高まりのほか、欧州中央銀行(ECB)がクリスマスを控え債券買い 入れを加速させるとの観測で、独連邦債に対する需要が高まっていることが背景。 トランプ米大統領は前日、エルサレムをイスラエルの首都と認めると正式に発表。こ れに対し世界各地から非難が高まるなか、市場ではリスク選好度が低下し、米国債利回り が低下した。 ユーロ圏債券市場では序盤の取引からこうした地合いが引き継がれたことに加え、ア ナリストは、ECBのクリスマスを控えた債券買い入れ加速で独連邦債利回りが低下した との見方を示している。 ECBは今週、流動性の低下が見込まれることから21─29日のクリスマス期間中 は債券買い入れを停止すると発表。それまでに買い入れをやや前倒しして行う姿勢を示し ている。 独2年債利回りはマイナス0.794%と、約1ベーシスポイント(b p)低下し、9月8日以来の低水準を付けた。独10年債利回りは0.3 0%をやや下回る水準に低下し、前日に付けた3カ月ぶりの低水準に迫った INGのアナリストは「緩やかだが全般的に『リスクオフ』ムードになっている」と している。 こうした市場環境のなか、フランスはこの日に39億9700万ユーロの固定利付債 を発行。INGのストラテジスト、マーティン・ファンフリート氏は「応札倍率は通常よ りやや低かったが、全般的に堅調な入札となった」としている。 このほかスペインも41億ユーロの国債入札を実施した。 (い)
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