October 31, 2018 / 5:40 PM / 17 days ago

ユーロ圏金融・債券市場=米指標受け利回りやや上昇、成長懸念も根強く

    [ロンドン 31日 ロイター] - 
 <金利・債券>                                                              
 米東部時間13時12                                                            
 分                                                           
 *先物            清算値  前日比  前営業日終  コード                        
                                           盤                 
 3カ月物ユーロ    100.32    0.00      100.32                         
 独連邦債2年物    111.98   -0.01      111.99                          
 独連邦債5年物    131.44   -0.08      131.52                          
 独連邦債10年物  160.26   -0.18      160.44                          
 独連邦債30年物  176.90   +0.06      176.84                          
 *現物利回り      現在値  前日比  前営業日終  コード                        
                                           盤                 
 独連邦債2年物    -0.618  +0.006      -0.624                               
 独連邦債5年物    -0.191  +0.015      -0.206                               
 独連邦債10年物   0.386  +0.015       0.371                                
 独連邦債30年物   1.021   0.000       1.021                                
    
    ユーロ圏金融・債券市場は、大半の国債利回りが小幅に上昇した。米労働市場の底堅
さを示す新たな指標が材料視された。ただ域内の経済見通しを巡る懸念は根強く、売り圧
力の制約となった。
    企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)と
ムーディーズ・アナリティクスが発表した10月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が
22万7000人増となり、8カ月ぶりの大幅な増加となった。
    米労働省が発表した第3・四半期の雇用コスト指数(ECI)は、前期比で0.8%
上昇した。賃金・給与が大幅に伸び、全体水準を押し上げた。第2・四半期は0.6%上
昇だった。
    欧州連合(EU)統計局が発表した10月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報
値は、エネルギーと未加工食品を除くコアインフレ率が1.3%と、予想の1.2%を上
回った。
    ユーロ圏市場は域内インフレ指標を材料視せず、米統計を受けた米国債利回りが上昇
したことを背景に債券利回りが上向いた。
    イタリアを除く大半の10年債利回りが直近で1─2ベーシスポイント(bp)上昇
した。
    ドイツ連邦統計庁が発表した9月の小売売上高指数は、実質ベースで前年比2.6%
低下した。2013年6月以来の大幅低下となった。
    30日にイタリア国家統計局(ISTAT)が発表した第3・四半期の国内総生産(
GDP)速報値は、伸びが前期比横ばいにとどまり、2014年第4・四半期以来の低水
準となった。
    みずほの金利ストラテジストは「現在のところ、市場はイタリアのGDPや今朝の小
売統計などの指標に注意を払っているいるようだ」と指摘した。
    ユーロ圏成長見通しを巡るこうした懸念も背景に、債券利回りの上昇は限られた。
    ドイツ10年債利回りは1bp上昇して0.38%。一時、0.40%
まで上昇した。
    米10年債利回りは3bp程度上がった。
    
    10月のドイツ国債利回りは約10bp低下する見通しだ。イタリアの変動を巡る懸
念や世界株式相場の弱含み、経済成長見通しに対する不安の高まりを映す。
    ブランディワイン・グローバルの債券ポートフォリオ管理部門幹部は「利回り低下の
一因は今年成長ペースが落ちたことで、もう1つの要因はイタリアなどで大衆迎合主義の
問題を抱えていることだ」と指摘した。
    HSBCは、独連邦債10年物利回りが0.25%に低下する可能性を指摘した。
    
    イタリア国債利回りは5─10bp低下した。リスク選好回復の動きがイタリア債券
市場に広がった。
    同国10年債利回りは10月、27bp程度上昇して取引を終える見通
しで、域内債券市場でなお最も弱い水準にある。

    
 (い)

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