August 5, 2019 / 11:58 PM / 18 days ago

リスクオフこうみる:ドル下値めど102円、日銀緩和に円高リスク=三菱UFJ銀 内田氏

[東京 6日 ロイター] - <三菱UFJ銀行 チーフアナリスト 内田稔氏>

米中摩擦は解消の見通しが立たず、英国も合意のないまま欧州連合(EU)の離脱を迎える危険性が高まってきた。ドル/円は下値不安が強まっている。

日銀の異次元緩和が始まった2013年以降の経験則に基づくと、円とドルがともに買われる展開となった年のドル/円の年間変動率は、年始水準の約1割、10─11円程度。今年4月に記録した112.40円を今年の高値とすると、年内の下値めどはおおむね102円付近となる。

日本の貿易収支がやや悪化しており、円買い圧力が以前ほど強くはないこと、活発な対外直接投資や証券投資が一定の円売り需要をもたらすといった円の需給環境に照らすと、ここからドル/円の下げ幅は拡大しづらい面がある。

もっとも、米景気が減速ではなく、後退にまで及ぶとの見方が台頭すれば、ドル安圧力は一段と強まり、堅調な円とドルの動きはかい離する。そうなれば、年内の100円割れも現実味を増す。

ドル105円割れが定着すると、日銀は追加緩和を講じる可能性が高い。ただ、円金利の低下余地は限られている。逆イールドが一段と助長されてしまうようなら、金融緩和の副作用が一段と警戒される形で、かえって株安と円高が進行する可能性もある。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below