[11日 ロイター] - 週明けロンドン株式市場はほぼ横ばいで 取引を終えた。ポンド安を好感した買いに加え、製薬や公益事業などの ディフェンシブ銘柄が上昇したのが相場を下支えする一方、中国での新 型コロナウイルス感染再拡大や欧州でのエネルギー危機への懸念を背景 に、鉱業株は売られた 中型株で構成するFTSE250種指数は0.40%安。 英電力・ガス大手セントリカ、エネルギー供給会社SSE<SSE. L>はそれぞれ3.4%、3.1%上昇。ジョンソン英首相が、石油・ガ ス会社に対する超過利潤課税を延長する計画はないと述べたことが材料 視された。 英国の次期首相争いが始まり、トレーダーの間で様子見ムードが広 がる中、英ポンドはドルに対して約2年ぶりの安値水準まで下落。輸出 企業が多いFTSE100種を押し上げた。 一方、スイスの商品取引・資源大手グレンコア、英資源大 手アングロ・アメリカン、チリ産銅大手アントファガスタ<ANTO .L>は1.2─4.1%下落。新型コロナウイルス感染抑制に向けた中 国の複数の都市による新たな規制措置導入が報じられ、需要減少への懸 念から金属価格が値下がりしたことが影響した。 格安航空会社(LCC)ウィズエアーは3.7%下落。人 手不足や欧州の空港でのストライキを回避するため、夏のピーク時に旅 客機の使用を減らす可能性があると明らかにしたことが嫌気された。英 航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などの親会社IAG<I CAG.L>は5.8%下げた。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7196.59 +0.35 0.00 7196.24 (ーからご覧ください)
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