[2日 ロイター] - ロンドン株式市場はほぼ横ばいで取引 を終えた。金融株や生活必需品株の上昇が、石油大手の下落に相殺され た。米雇用統計が市場予想より強い内容だったことも投資家心理の重し となった。週間ベースではFTSE100種指数は0.93% 高と、3週連続で上昇した。 2日の取引で、中型株で構成するFTSE250種指数は 0.24%下落した。 石油大手のBP、シェルはそれぞれ1.7%、0. 7%下げた。 11月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想を上 回った。景気後退を巡る懸念が強まっているものの、賃金も上昇した。 米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続する可能性が高まり、市場 のムードを暗くした。 TSロンバードの戦略責任者、アンドレア・チッチョーネ氏は「今 日の雇用統計は、中央銀行が金融環境の緩和を認められるようになるま でに、まだ道のりがあることを示している」と述べた。 イングランド銀行(英中央銀行)が1日に発表した調査では、英企 業が物価上昇圧力は弱まっているという見方を示しているが、雇用や投 資は減少させると警告していることが分かった。 個別銘柄では、衣料品・食品大手のアソシエーテッド・ブリティッ シュ・フーズ(ABフーズ)が5.0%と大幅上昇。複数の証 券会社によるポジティブな評価が好感された。 投資プラットフォームを提供するAJベルは8.3%高。 ジェフリーズが投資判断を「買い」に引き上げたことが材料視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7556.23 -2.26 -0.03 7558.49 (ーからご覧ください)
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