[29日 ロイター] - ロンドン株式市場は反発して取引を終え た。ロシアとウクライナの停戦交渉に進展の兆しがあることから投資家 心理が改善し、相場を支援した。 金融大手のHSBC、保険大手プルーデンシャル はそれぞれ1.6%、5.3%上昇。生活必需品株の酒造大手ディアジ オ、英日用品ユニリーバはそれぞれ1.6%、3.0 %上げた。 イスタンブールで開かれたロシアとウクライナの停戦交渉後、ウク ライナのキエフとチェルニヒウ近郊での軍の展開を大幅に縮小すること を決めたとロシアの国防次官が明らかにし、投資家心理が改善した。 また、ウクライナ側の交渉担当者は29日の協議で安全保障と引き 換えに中立化を提示したと述べた。ウクライナは軍事同盟に加わらず、 軍事基地も提供しないことになる。 一方、原油価格の値下がりを背景に石油大手のBP、シェル がそれぞれ2.5%、1.9%下落したのが相場の上値を抑え た。 個別銘柄では、英銀大手のバークレイズが2.5%下落。 大口株主の一つが夜間取引で、12億株をディスカウントで売却したと 伝わったことが嫌気された。 鉱山大手のポリメタル・インターナショナルは39.5 %の急騰。ウクライナ危機の影響で株価が急落したが、株主価値を高め るためにあらゆるオプションを検討していると明らかにしたのが材料視 された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7537.25 +64.11 +0.86 7473.14 (ーからご覧ください)
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