[29日 ロイター] - 週明けロンドン株式市場は反発して取引 を終えた。投資家が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株 」を引き続き警戒する中、前週末の急落の反動で買い戻しが広がった。 オミクロン株は既にカナダやオーストラリアなどでも確認されてい るが、治療した南アフリカの医師は、これまでのところ症状は軽度だと している。 通信大手BTは6.1%上昇。インド複合企業リライアンス ・インダストリーズがBT対して一方的な買収提案か、支配 株式の取得を検討しているとインド紙エコノミック・タイムズが伝えた ことから、伸び率は一時9%を超えた。その後、リライアンス・インダ ストリーズがこの報道を否定したことから上昇率が縮小した。 原油価格の値上がりを受けて石油大手のBP、英蘭系のロイ ヤル・ダッチ・シェルがそれぞれ3.2%、2.5%上昇。原 油は前週末に大幅下落したが、値ごろ感が出たことや、石油輸出国機構 (OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」が増産を一時 停止するとの思惑から買い戻された。 金属価格が前週の下落分の一部を取り戻したことで、FTSE35 0種鉱業株指数は1.89%上げた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.97%高。 好調だったのは格安航空(LCC)ウィズエアー、クルーズ運 航のカーニバルで、それぞれ5.5%、2.8%値上がりして 旅行株を押し上げた。 消費者金融のアミーゴ・ホールディングスは28.7%の 急落。新たな救済計画に関する裁判所の手続きが少なくとも4カ月かか るとの見通しを示し、増資計画を立てたことが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7109.95 +65.92 +0.94 7044.03 (ーからご覧ください)
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