[ロンドン 15日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7302.94 +10.18 +0.14 7292.76 ロンドン株式市場は反発して取引を終えた。英総選挙で与党・保守党が勝利する可能 性が高まったとの見方から、国内経済に左右されやすい銘柄が買われた。米中通商協議に 関する明るい兆しも買い材料だった。 英野党・ブレグジット党は、与党保守党が議席を持っていない選挙区で立候補者を立 てない方針を示した。12月12日の総選挙で過半数確保を目指す保守党に追い風となる 可能性がある。保守党の勝利が、英国の欧州連合(EU)離脱を実現させる道とみなされ ている。英国のEU離脱動向に左右されやすい住宅建設銘柄が買われた。 ポンドが上昇し、国内銘柄が多い中型株で構成するFTSE250種指数は 0.85%上昇した。 カドロー米国家経済会議委員長が、米中通商協議について合意は近いとの認識を示し たことでFTSE350種鉱業株指数が1.25%上昇した。石油大手のB Pとロイヤル・ダッチ・シェルも値を上げた。 一方、通信大手BTは1.1%下落した。英野党・労働党は、12月の総選挙 で勝利した場合、BTの一部ネットワークを国有化すると述べた。同業のボーダフォン<V OD.L>とトークトークは約3%の連れ安となった。 小型株では、英床製品小売り大手のカーペットライトが15.0%急騰。最 大株主が1株5ペンスで非公開化することで合意したことが好感された。 (い)