[8日 ロイター] - 週明けのロンドン株式市場は反発して取引 を終えた。中国と米国の堅調な経済指標を受けて景気後退への懸念が和 らぎ、景気に敏感な石油・ガス銘柄や銀行株が上昇したのが相場を押し 上げた。FTSE100種指数は終値として2カ月ぶりの高値 を付けた。中型株で構成するFTSE250種指数は0.33 %上昇。 米雇用統計や中国の貿易統計が堅調だったことで原油価格が上昇し 、ともに石油大手のシェルは0.5%、BPは1.3% それぞれ上げた。 金属と鉄鉱石の価格も上がり、ともに資源大手の英アングロ・アメ リカンは1.8%、リオ・ティントは0.6%それぞれ 上昇。 政策金利に敏感なFTSE350種銀行株指数も0 .65%上げた。 ラザード・アセット・マネジメントの英国株担当責任者、アラン・ カスティス氏は「私たちは石油、銀行、鉱業セクターを引き続き強気に 見ている」と説明。長期的で大幅な不況に陥るとは予想していないとし て「これらのセクターの大部分は今年に入ってから好調に推移している が、年内は全体的にかなり堅調に推移するとの見方には強い反対意見も あるかもしれない」とした。 他の個別銘柄では、人材採用仲介業のページ・グループが 7.2%安。展開している市場の一部で7月に「採用までの時間がやや 遅くなった」と明らかにしたのが嫌気された。 ファッション小売業のジュールズ・グループは33.3% と急騰。小売りのネクストから約1500万ポンド(約181 1万ドル)の出資を受ける可能性について交渉していると発表したのが 材料視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7482.37 +42.63 +0.57 7439.74 (ーからご覧ください)
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