[22日 ロイター] - ロンドン株式市場は反発して取引を 終えた。石油株が買われたのが相場を押し上げ、FTSE100種指数 は2カ月超ぶりの高値を付けた。 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成す る「OPECプラス」が増産の可能性を協議しているとの報道について 、サウジアラビアのエネルギー相が否定したことから原油価格が値上が りし、石油大手のシェル、BPはそれぞれ4.8%、6 .5%と大幅上昇した。 また、BPはシティグループが投資判断を「中立」から「買い」に 引き上げたことにも支援された。 FTSE350種石油・ガス株指数、鉱業株指数<. FTNMX551020>はそれぞれ5.34%、2.64%高。 OANDAのシニア市場アナリスト、クレイグ・アーラム氏は「こ れ(FTSE100種の動き)はコモディティー主導のようだ。それが 明らかに目立っているが、それ以外の値動きは少し不安定に見える」と 指摘した。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.05%と小 幅高で引けた。 個別銘柄では、オンライン家電販売のAOワールドが16. 8%と急上昇。コスト削減策により、前向きな通期の利益見通しを示し たことが好感された。 一方、携帯電話サービス大手のボーダフォンは3.2%下 落。クレディ・スイスが投資判断を2段階引き下げて「アンダーパフォ ーム」にしたことが嫌気された。 石油プラントのペトロファクは10.7%安。イスカンデ ール氏が2023年3月末に最高経営責任者(CEO)を辞任すると明 らかにしたことが材料視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7452.84 +75.99 +1.03 7376.85 (ーからご覧ください)
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