[15日 ロイター] - ロンドン株式市場は反発して取引を終え た。石油株やディフェンシブ銘柄が買われたのが相場を押し上げた。 石油大手のシェル、英製薬のアストラゼネカ、ブ リティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が2.7─3. 2%上昇。中型株で構成するFTSE250種指数は1.91 %上げた。 ただ、中央銀行による積極的な利上げや世界経済の急減速への懸念 を背景に、FTSE100種は週間ベースで0.52%下げた 。 イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は14日、持 続的な物価上昇を繰り返さないために、金利をさらに上げる必要がある との考えを示した。 投資家は、英中銀が8月4日に0.50%ポイントの利上げを発表 することを72.5%の確率で織り込んだ。 英高級ブランド会社バーバリーは15日に3.8%安。中 国での新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が打撃とな り、第1・四半期の既存店売上高の伸びがわずか1%にとどまったこと が嫌気された。 通信大手のBTは7.7%下落。同業のヴァージン・メディ アO2がブロードバンドのライバル会社トークトークを買収するために 交渉中だと伝わったことが材料視された。 高級車メーカー、アストン・マーティンは23.7%と急 上昇。サウジアラビアの政府系ファンドを第2位の株主に迎え、6億5 300万ポンド(7億7158万ドル)の調達を目指していると明らか にしたことが好感された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7159.01 +119.20 +1.69 7039.81 (ーからご覧ください)
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