[19日 ロイター] - ロンドン株式市場は反発して取引を終え た。鉱業株や生活必需品株の上昇が相場を支えたほか、英高級ブランド 会社バーバリーや出版のピアソンが堅調な業績見通しを示したことも投 資家心理の改善につながった。 FTSE350種鉱業株指数は2.84%上昇。消 費関連銘柄の酒造大手のディアジオ、英日用品のユニリーバ<UL VR.L>はそれぞれ0.2%、4.5%上げた。 バーバリーは6.3%上昇。第3・四半期に定価販売が増 加し、通期の利益が市場予想を上回るとの見通しを示したことが好感さ れた。 ピアソンは4.4%高。事業再編に向けた経営陣による努 力に後押しされ、通期の調整後営業利益見通しを引き上げたと発表した のが買い材料となった。 昨年12月の英消費者物価指数(CPI)は前年比5.4%上昇と 、市場予想を上回った。イングランド銀行(英中央銀行)にとっては、 来月の追加利上げの圧力が高まった。 ラザード・アセット・マネジメントのマネージングディレクター、 アラン・カスティス氏は「現在の高い上昇率が一時的であるという見方 は、少し真実味に欠けるように聞こえ始めている」とし、「インフレ率 は2022年に7%近くでピークに達すると予想される。このため、英 中銀は利上げの圧力を受け続けることになるだろう」との見方を示した 。 英中銀のベイリー総裁はエネルギー価格の上昇に加え、コスト圧力 が賃金需要に影響を及ぼしている兆候に言及し、インフレ圧力が予想よ りも長期的に継続する可能性について懸念していると述べた。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7589.66 +26.11 +0.35 7563.55 (ーからご覧ください)
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