[31日 ロイター] - 週明けのロンドン株式市場は反発し て取引を終えた。英ポンドの下落を受けてドルで利益を上げる企業が買 われ、FTSE100種は9月下旬以来、約5週間ぶりの高値 を付けた。月間では2.91%高と、3カ月ぶりにプラスとなった。 中型株で構成するFTSE250種指数は31日の取引で 0.15%下げたが、月間では4.20%上げた。 31日は、収益の大部分を海外から得る国際企業の英製薬のアスト ラゼネカ、英日用品のユニリーバ、石油大手のBP<BP .L>が1.3─1.4%上昇した。 格安航空会社(LCC)のイージージェットは6.1%と 大幅上昇。英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などの親 会社IAGが欧州統合計画を更新する予定だと英紙タイムズが 伝え、イージージェットが買収対象になる可能性があるとの臆測が広が ったことから買われた。IAGは5.4%上げた。 英電力・ガス大手セントリカは4.7%高。証券会社のジ ェフリーズが、力強いファンダメンタルズを理由に投資判断を「買い」 に上方修正し、目標株価も引き上げたことが材料視された。 今週はイングランド銀行(英中央銀行)と米連邦準備理事会(FR B)の会合が予定されており、それぞれ75ベーシスポイント(bp) の利上げを決めるとみられている。投資家は、積極的な金融引き締めの 緩和が示唆されるかどうかに注目している。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7094.53 +46.86 +0.66 7047.67 (ーからご覧ください)
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