[28日 ロイター] - 週明けロンドン株式市場は反落して取引 を終えた。原油価格の下落を背景にエネルギー株が売られたのが相場を 押し下げた。 石油大手のBP、シェルはそれぞれ2.8%、2. 3%下落した。新型コロナウイルス感染者の増加を受けて中国の上海市 でロックダウン(都市封鎖)が始まったことから燃料需要減少への懸念 が広がり、原油価格が値下がりした。 一方、ポンドの下落が好感されて生活必需品株が買われたため、相 場の下げ幅は限られた。英日用品のユニリーバ、レキット・ベ ンキーザーはそれぞれ1.2%、2.9%上げた。 投資家は、対面形式で行われるウクライナとロシアの和平交渉に注 目している。ただ、米国の高官はロシアのプーチン大統領は戦争終結に 向けて妥協する用意がないようだとの見方を示した。 イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、ロシアによる ウクライナ侵攻後の商品市場の変動は金融安定のリスクとなり、世界経 済が直面している試練は世界金融危機の後よりも大きいと述べた。[nL3 N2VV39P] 個別銘柄では、英銀大手のバークレイズが4.1%下落。 仕組み債の販売に関するミスで約4億5000万ポンド(5億9180 億ドル)の損失を計上したと発表し、自社株買いが遅れるとの見通しを 示したことが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7473.14 -10.21 -0.14 7483.35 (ーからご覧ください)
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