[21日 ロイター] - 週明けロンドン株式市場は反落して 取引を終えた。中国の新型コロナウイルス感染再拡大への懸念からコモ ディティー(商品)株が売られたのが相場を押し下げた。ただ、英ポン ドの下落を受けて国際企業が買われたため、相場の下げ幅は限定的だっ た。 中国の需要鈍化懸念を背景に原油や銅が値下がりしたため、FTS E350種石油・ガス株指数は3.32%、工業用金属 指数は2.01%それぞれ下落した。 中国では、中部の河南省鄭州市から南西部の重慶市まで新型コロナ 感染者数が再び増加している。 プルリミ・ウェルスの最高投資責任者(CIO)、パトリック・ア ームストロング氏は「中国の新型コロナ規制により、市場は安全資産に 流れている。製薬や公益株が買われている一方、最も中国に敏感な株が 最も売られている」と指摘した。 英製薬のアストラゼネカ、グラクソ・スミスクライン(G SK)はそれぞれ1.4%、2.2%上昇。また、ポンド安を 受けてドルで利益を得るブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT )、酒造大手のディアジオ、英日用品のユニリーバ<UL VR.L>は1.2─1.8%上げた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.68%上昇 した。 個別銘柄では、金融のヴァージン・マネーが14.9%と 急上昇。イングランド銀行(英中央銀行)による利上げで収益が改善し 、通期が43%の増益だったと報告したことが好感された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7376.85 -8.67 -0.12 7385.52 (ーからご覧ください)
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