[13日 ロイター] - ロンドン株式市場は反落して取引を終え た。6月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回り、 米連邦準備理事会(FRB)が利上げを加速させて米国が景気後退に陥 るとの懸念から売りが優勢となった。 5月の英国内総生産(GDP)は予想に反してプラス成長を示した が、景気後退への不安を和らげることはできなかった。旅行業の需要堅 調などがけん引し、イングランド銀行(英中央銀行)が利上げ継続の計 画について自信を強めた可能性がある。 エクイティ・キャピタルの首席マクロエコノミスト、スチュアート ・コール氏は「これで英中銀が来月に50ベーシスポイント(bp)利 上げすると予想できる。欧州中央銀行(ECB)にも同じことをするよ う、圧力が高まるだろう」と述べた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.76%安。 パブ経営のJDウェザースプーンは8.3%下落。人件費やマ ーケティングコストの上昇を受け、2022年の決算が赤字を計上する と警告したことが嫌気された。 同業のミッチェル・アンド・バトラーズ、マーストンズ<MA RS.L>はそれぞれ5.6%、3.2%下げた。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7156.37 -53.49 -0.74 7209.86 (ーからご覧ください)
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