[24日 ロイター] - ロンドン株式市場は反落して取引を 終えた。英国の1月の総合購買担当者景気指数(PMI)が2年ぶりの 低水準となったことが嫌気され、製薬株やコモディティ(商品)株が売 られて下げを主導した。 英製薬のアストラゼネカ、スイスの商品取引・資源大手グ レンコアはそれぞれ3.0%、2.2%下落した。 S&Pグローバル/CIPSが発表した1月の英総合PMI速報値 は47.8と前月の49.0から低下し、エコノミスト予想の下限と一 致した。イングランド銀行(英中央銀行)による利上げやストライキ、 消費需要の低迷が響いた。 マネーファームの最高投資責任者、リチャード・フラックス氏は「 PMIは特に堅調ではなかった。マクロ経済の観点から、2023年は 困難な年になる可能性が高いという注意喚起だ」と述べた。 FTSE350種製薬・バイオテクノロジー株指数 、鉱業株指数はそれぞれ2.42%、0.70%下げた 。 また、英国立統計局(ONS)が発表した22年12月の公的部門 純借り入れは、12月としては30年前の月次統計開始後で最大となっ た。エネルギー支援策への支出が急増したほか、インフレに伴う債務の 利払い負担の増加が押し上げた。 一方、中型株で構成するFTSE250種指数は0.27 %高。22年の調整後利益が予想を上回るとの見通しを示した航空部品 メーカーのシニアが7.5%高と急上昇したのが指数全体をけ ん引した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7757.36 -27.31 -0.35 7784.67 (ーからご覧ください)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」