[22日 ロイター] - ロンドン株式市場は反落して取引を 終えた。イングランド銀行(英中央銀行)がインフレ抑制のために利上 げを決めたことで景気後退への懸念が強まり、売りが優勢になった。 国内経済へのエクスポージャーが大きい中型株で構成するFTSE 250種指数は2.05%下落し、7月5日以来の安値水準と なった。 英中銀は金融政策委員会(MPC)で政策金利を1.75%から2 .25%へ引き上げることを決定。経済は既に景気後退に向かっている リスクがあるが、インフレに対応するため引き続き必要に応じて「力強 く行動」する方針を示した。 ドイツ銀行のシニア英エコノミスト、サンジャイ・ラジャ氏は「英 中銀の発表は予想に沿った内容だった」とし「今や、11月により大幅 な利上げをする可能性が開かれた。MPCは、最新の見通しがより強い 需要によるものを含めて一段の持続的なインフレ圧力を示した場合、英 中銀が力強く対応する準備ができていることを明確に認めた」との見方 を示した。 英中銀はエリザベス英女王の国葬関連の臨時祝日があったことを一 因とし、第3・四半期の国内総生産(GDP)成長率見通しを前期比マ イナス0.1%とした。第2・四半期から2期連続のマイナス成長で、 定義上の景気後退となる。 小売りのJDスポーツ・ファッションは8.4%下落。上半 期に減益になったとの発表が嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7159.52 -78.12 -1.08 7237.64 (ーからご覧ください)
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