[3日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 6507.82 -8.83 -0.14 6516.65 ロンドン株式市場は反落して取引を終えた。新型コロナウイルスワクチンの接種が進 むにつれて経済回復が加速するとの期待がある一方、ヘルスケア株が売られ全体水準を押 し下げた。 製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は6.3%下落し、FTSE 100種の最大の押し下げ要因だった。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)によ りコロナ以外の医療品事業が打撃を受けているとし、2021年の利益が予想以上に落ち 込むと警告した。製薬のアストラゼネカと医療機器のスミス・アンド・ネフュー (S&N)、ジェネリック医薬品メーカー、ヒクマ・ファーマシューティカルズ<H IK.L>も連れ安となった。 新型コロナワクチン接種の進展の加速や、企業利益の改善、1次産品の値上がりに伴 い、FTSE100種は年初の落ち込みから持ち直している。 携帯電話サービス大手のボーダフォンは5.9%上昇し、FTSE100種 最大の押し上げ要因となった。第3・四半期決算でサービス事業の売り上げが市場予想に 反してプラス成長に戻った。 スイスの商品取引・資源大手グレンコアは0.9%高。21年の生産目標を 追認したことが買い安心感につながった。 (い)
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