[12日 ロイター] - ロンドン株式市場は小幅上昇して取引を 終えた。生活必需品などの景気動向に左右されにくいとされるディフェ ンシブ銘柄が買われた。ただ、中国の新型コロナウイルス対策のロック ダウン(都市封鎖)や、中央銀行の追加利上げ見通しを背景に鉱業株と エネルギー株が下落したのが相場の重しとなり、全体の上げ幅は限られ た。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.10%高。 英日用品のユニリーバ、日用品のレキット・ベンキーザー<RKT .L>、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は1. 0─1.2%上昇。 一方、FTSE350種鉱業株指数、石油・ガス株 指数がそれぞれ0.55%、1.71%それぞれ下げた 。 旅行・娯楽関連株指数は1.11%高。英航空大手 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などの親会社IAG、 格安航空会社(LCC)ウィズエアーはそれぞれ6.5%、4 .6%上げた。 ハーグリーブス・ランズダウンのシニア投資・市場アナリスト、ス ザンナ・ストリーター氏は「原油先物が1バレル=100ドルをやや下 回っている。航空会社のコストの多くは燃料に費やされているため、こ れは明らかに航空会社にとって良いニュースだ。これがIAG株の値動 きに見られる(上昇の)部分的な要因だ」と述べた。 中型株の中では、金融取引プラットフォーム運営のプラス500<P LUSP.L>が1.2%上昇。市場のボラティリティー増大の恩恵を受けて 、市場予想を上回る通期の売上高と利益の見通しを示したことが好感さ れた。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7209.86 +13.27 +0.18 7196.59 (ーからご覧ください)
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