[29日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 6131.46 +2.20 +0.04 6129.26 ロンドン株式市場は横ばいで取引を終えた。投資家は米議会と米連 邦準備理事会(FRB)による追加の新型コロナウイルス対策を注視し ている。軟調な決算を発表した銘柄は下落した。 製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は3.2% 下落し、約15週間ぶりの安値を付けた。新型コロナの影響で第2・四 半期利益が市場予想を下回ったことが嫌気された。FTSE350製薬 ・バイオテクノロジー株指数は1.82%下落した。 銀行大手のバークレイズは6.1%下落した。新型コロナ のパンデミック(世界的大流行)の影響で貸し倒れが増える可能性から 、予想を超える16億ポンド(20億7000万ドル)の引当金を計上 したことが嫌気された。 住宅建設のテイラー・ウィンペイは8.1%安だった。20 20年の住宅建設数が約40%減るとの見通しが不安視された。 一方、小売りネクストは7.7%上昇した。第2・四半期 の売り上げが恐れられていたほど落ち込まなかったことで買い安心感が 広がった。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.18%下落 した。一般消費財や金融、テクノロジー関連株が重しとなった。 この日に連邦公開市場委員会(FOMC)を終えるFRBは米東部 時間午後2時に予定される金融政策発表で緩和的な姿勢を再度主張する とみられる。パウエルFRB議長はその後、記者会見を開く。米議会の 新型コロナ対策については、民主党と共和党が政治的論争を繰り広げて おり投資家は懐疑的な見方を抱いている。 (ーからご覧ください)
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