[17日 ロイター] - ロンドン株式市場は続伸して取引を終え た。中国が新型コロナウイルス対策の規制を緩和するとの期待感から買 いが優勢となった。ただ、堅調な英雇用統計を受けたポンドの上昇が相 場の重しとなり、上昇率は欧州株を下回った。 英国の2022年1─3月の失業率は1974年以来の低水準とな った。一方、高インフレの影響でボーナスを除いた実質賃金は前年比で 2013年以来の大幅な落ち込みとなった。 INGのエコノミスト、ジェームズ・スミス氏は顧客向けメモで「 雇用は引き続き保たれているが、賃金上昇の勢いはやや衰えると思われ る。これは、今後数カ月間はそれほど追加利上げをする必要がないだろ うとするイングランド銀行(英中央銀行)からのメッセージを裏付けて いる」と述べた。 英中銀のベイリー総裁は16日、インフレ高進は中銀が1997年 に独立した地位を得て以来、最大の試練になっていると危機感を示した 。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.71%上昇 した。 たばこのインペリアル・ブランズは7.9%高。電子たば こや加熱式たばこ製品の需要堅調が寄与し、上半期売上高がやや増加し たことが好感された。 英電力会社コントゥールグローバルは32.9%と急上昇 。米プライベートエクイティ(PE)大手のKKRによる17 億5000万ポンド(21億6000万ドル)での買収受け入れで合意 したことが材料視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7518.35 +53.55 +0.72 7464.80 (ーからご覧ください)
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