[24日 ロイター] - ロンドン株式市場は続伸して取引を終え た。石油大手や鉱業株が買われて、相場全体を押し上げた。 米国主導の石油備蓄放出の効果が疑問視されて原油価格が値上がり したため、石油大手のBP、英蘭系のロイヤル・ダッチ・シェル はそれぞれ1.5%、1.2%上昇した。 FTSE350種鉱業株指数は0.29%高。中国 が最近、財政政策を緩和して債務を抱えた不動産業界を支援すると発表 し、中国の需要に対する懸念後退で銅価格が上昇したことに支援された 。 高級ハンドバッグメーカーのマルベリーが急伸。高級品の 需要が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準に 戻り、英国やアジアでの売り上げに後押しされて上半期の売上高が34 %増加したと報告したことが好感された。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.23%下落 し、製薬株や一般消費財株が売られたのが響いた。 半導体メーカーのIQEは24.4%の急落。通期の利幅 と売上高見通しを引き下げたことが嫌気された。 ウェルスマネジメントのブルウィン・ドルフィンは5.7 %安。政府の支援策が縮小して消費者の需要が通常の水準に戻り、市場 が今後、不安定になると警告したことが投資家心理を冷やした。 FTSE100種は今年に入ってこれまで12.78%上 げている。サプライチェーン(供給網)への懸念とインフレ圧力の高ま りが上値を抑え、上昇率は欧州株を下回っている。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7286.32 +19.63 +0.27 7266.69 (ーからご覧ください)
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