[23日 ロイター] - ロンドン株式市場は続伸して取引を終え た。欧州での新型コロナウイルス感染再拡大への懸念を背景に下げる場 面もあったが、その後は鉱業株やエネルギー株の上昇に支援されてプラ ス圏に転じた。 スイスの商品取引・資源大手グレンコア、英石油大手のB P、英蘭系のロイヤル・ダッチ・シェル、資源大手のリ オ・ティント、BHPグループが0.8─3.0%上 げた。 ただ、新型コロナウイルス感染者数が再び増加している中で投資家 心理は重く、新たな規制導入への懸念からドイツやフランスの株価が下 落した。 AJベルの投資ディレクター、ラス・モールド氏は「欧州大陸の一 部で続いている新型コロナウイルス感染の第4波が規制の再導入を促し 、結果として市民を不安にさせ、景気回復を脅かしている」と述べた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.89%下落 した。オンライン家電販売のAOワールドが14.4%と急落し 、サプライチェーン(供給網)の問題を受けて2022年度の利益見通 しを引き下げ、重要な年末商戦を控えて商品不足を警告したことが嫌気 された。 資産運用会社のリバー・アンド・マーカンタイル・グループ<RIV.L >は8.8%の大幅高。同業のプレミア・ミトンとアセットコ ーから買収の可能性について予備的な打診を受けたと明らかに したことが買い材料になった。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7266.69 +11.23 +0.15 7255.46 (ーからご覧ください)
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