[17日 ロイター] - ロンドン株式市場は続伸して取引を終え た。石油大手が買われて商品関連株が上昇したほか、予想されていた通 り政策金利を引き上げたイングランド銀行(英中央銀行)が今後の利上 げについてそれほどタカ派的な姿勢を示さなかったことも相場を押し上 げた。 原油価格が供給懸念で値上がりしたことを背景に、石油大手のシェ ル、BPはそれぞれ3.2%、2.1%上昇した。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.34%上げ た。 英中銀は金融政策委員会(MPC)で、インフレを抑制するために 政策金利を0.50%から0.75%への引き上げを決定。3会合連続 の利上げとなったが、今後の追加利上げの必要性については文言を和ら げた。 これを受けてポンドが下落したため、国際企業の酒造大手のディア ジオ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)<BATS.L >はそれぞれ2.8%、1.2%上昇した。 エクイティ・キャピタルの首席マクロエコノミスト、スチュアート ・コール氏は「経済成長見通しの悪化がMPCにとってより懸念材料に なっているのは明らかで、金融引き締め加速を和らげるのはこれを証明 している」と述べた。 一方、今後の金融引き締めに対する英中銀の姿勢が予想よりタカ派 的ではなかったことから、FTSE350種銀行株指数 は0.07%下げた。 オンラインスーパー大手オカドは8.2%下落。小売り大 手マークス・アンド・スペンサー(M&S)との合弁事業が通 期の売上高見通しを引き下げたことが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7385.34 +93.66 +1.28 7291.68 (ーからご覧ください)
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