[16日 ロイター] - 週明けロンドン株式市場は続伸して取引 を終えた。製薬株や資源関連株の上昇が相場を支えた。ただ、中国の低 調な経済指標を受けて同国経済の減速懸念が強まり、投資家心理は重か った。 英製薬のアストラゼネカ、グラクソ・スミスクライン(G SK)はそれぞれ1.8%、2.5%上昇。石油大手のシェル< SHEL.L>、BPはそれぞれ1.5%、0.9%上げた。 中国が新型コロナウイルスの規制緩和計画を打ち出し、工業用金属 が値上がりしたのを背景にスイスの商品取引・資源大手グレンコア<GLE N.L>、チリ産銅大手アントファガスタはそれぞれ3.4%、2 .5%上昇した。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.01%高と 、ほぼ横ばいで引けた。 携帯電話サービス大手のボーダフォンは1.9%上昇。ア ラブ首長国連邦(UAE)の通信会社e&がボーダフォ ン株の9.8%を44億ドルで取得したことが材料視された。 一方、欧州格安航空会社(LCC)最大手ライアンエアは 0.2%下落。新型コロナウイルスとウクライナ戦争を巡る不確実性の 中、今年の「合理的な収益性」への回復を期待する以上に詳細な見通し を発表することは不可能と表明したのが嫌気された。 中国の4月の小売売上高と鉱工業生産は大きく減少した。新型コロ ナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で労働者と消費者が自宅待 機を迫られ、供給網が著しく混乱したのが響いた。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7464.80 +46.65 +0.63 7418.15 (ーからご覧ください)
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