[12日 ロイター] - ロンドン株式市場は続伸して取引を 終えた。銀行株や住宅建設株が買われたのが相場を押し上げた。 昨年12月の米消費者物価指数(CPI)が前月比で予想に反して 低下したことから、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ幅縮小への期 待感が強まった。CPIが前月比で下落したのは2020年5月以来、 2年7カ月ぶり。 コメリカ銀行のチーフエコノミスト、ビル・アダムス氏は「22年 に株価にとって大きな逆風だった政策金利の転換点の先行指標として、 株式市場はインフレ鈍化の兆しを歓迎している」と述べた。 英銀大手のバークレイズ、金融大手HSBC、保 険大手プルーデンシャルは2.0─2.3%上昇した。 ハーグリーブス・ランズダウンのシニア投資・市場アナリスト、ス ザンナ・ストリーター氏は「中央銀行は利上げを続けると予想されてい るが、消費者と企業は回復力を示している感じがある」と述べた。 住宅建設のパーシモンは8.3%と大幅上昇。景気後退と 住宅市場減速への懸念にもかかわらず、22年の住宅販売戸数が見通し を上回ったと報告したことが好感された。FTSE350種住宅建設株 指数は5.75%高。 中型株で構成するFTSE250種指数は1.64%上昇 した。 オンラインファッション小売業のASOSは20.9%と 急上昇。収益改善計画が順調に進んでいると表明したのが材料視され、 買いが膨らんだ。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7794.04 +69.06 +0.89 7724.98 (ーからご覧ください)
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