[30日 ロイター] - 連休明けロンドン株式市場は続落して取 引を終えた。中央銀行によるより積極的な利上げが世界景気の減速を招 くとの懸念からエネルギー株や鉱業株が下落し、相場全体を押し下げた 。 エネルギー危機による英景気後退への懸念が再燃したことで英ポン ドも下落。米ゴールドマン・サックスは、ガス料金が下がらない場合は 英国のインフレ率が来年初めに20%を超える可能性があると警告した 。 石油大手のBPは1.9%安。原油価格は、インフレによる 世界経済悪化への不安から大幅下落した。 ドル高を受けて金属価格が値下がりしたため、スイスの商品取引・ 資源大手グレンコア、資源大手のリオ・ティントがそ れぞれ3.0%、3.3%下落した。 一方、金利の動向に敏感なFTSE350種銀行株指数<.FTNMX301 010>は0.90%上昇。英2年債利回りが一時、最大25ベーシスポイ ント(bp)上昇し、2008年10月以来の高水準となったことが銀 行株を押し上げた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.10%安。 ビジネス用品供給業者のバンズルは6.1%下落。22年 の営業利益率の見通しを上方修正したものの、売りが広がった。インタ ラクティブ・インベスターの投資責任者、ビクトリア・スコラー氏は「 営業利益率の見通しを引き上げたが、通期は依然、21年に比べて減少 すると予想されている」と指摘した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7361.63 -65.68 -0.88 7427.31 (ーからご覧ください)
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