[7日 ロイター] - ロンドン株式市場は続落して取引を終えた 。ロシア事業撤退に伴う評価損の計上を決めた石油大手のシェル<SHEL. L>が2.1%下落し、相場全体を押し下げた。評価損は最大50億ドル になるという。 米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な姿勢や、インフレ加速の 要因となっているウクライナ紛争で景気減速への懸念が広がり、石油・ ガス株、鉱業株、銀行株、保険株などの幅広い業種が下落した。 ブルックス・マクドナルド・アセット・マネジメントの投資責任者 、エドワード・パーク氏は「(FRBが6日発表した)米連邦公開市場 委員会(FOMC)議事要旨は、経済成長に影響を及ぼすとみられてい るにもかかわらず50ベーシスポイントの利上げが検討され、量的引き 締めが5月から始まるとの市場の見方を裏付けた」と述べた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.30%安。 不動産開発のカントリーサイド・パートナシプスが14.6% 下落したのが相場を圧迫した。事業の見直しに伴い、通期利益見通しの 下方修正を警告したことが嫌気された。 オンラインカジノの888ホールディングスは16.8% 大幅上昇。米国を拠点とするカジノ運営のシーザーズ・エンタテインメ ントからウィリアム・ヒルの非米国事業を買い取るための取引 額が下がり、買収のための資金調達を縮小したことが好感された。 一方、同業のエンテインは4.1%下落。オンライン売り 上げが2四半期連続で減ったことが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7551.81 -35.89 -0.47 7587.70 (ーからご覧ください)
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