[8日 ロイター] - ロンドン株式市場は続落して取引を終 えた。企業の決算内容を嫌気した売りに押された。来週予定される主要 中央銀行が金融政策を決める会合を控えて、投資家の間では様子見ムー ドも強かった。 スポーツ用品小売業のフレイザーズ・グループは9.0% 下落。半期決算の利益は上向いたが、見通しは厳しくて不透明だと警告 したことが材料視された。 FTSE350種小売株指数は1.93%下げた。 景気後退への懸念が強まる中、全体的に世界の株式市場は方向感を欠い た。投資家は米連邦準備理事会(FRB)とイングランド銀行(英中央 銀行)の決定に注目している。 IGグループのチーフ市場アナリスト、クリス・ボーシャン氏は「 現時点で、投資家心理はかなり脆弱だ。両中銀が(金融政策の)緩和を 続けるとの期待は強まっていない」と述べた。 ロイター調査によると、インフレに対処するため英中銀は政策金利 を50ベーシスポイント(bp)引き上げて3.5%にする可能性が高 いと見られている。FRBも来週、利上げを決める見通しだ。[nL4N32Y 18X] ロンドン証券取引所グループ(LSEG)は6.4%安。 UBSが投資判断を「中立」に引き下げたことが嫌気された。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.56%下落 した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7472.17 -17.02 -0.23 7489.19 (ーからご覧ください)
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