[7日 ロイター] - ロンドン株式市場は続落して取引を終 えた。景気後退への懸念が強まり、シクリカル(景気循環)銘柄が売ら れたのが相場を押し下げた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.89%下落した 。 景気により敏感とされるFTSE350種銀行株指数<.FTNMX30101 0>、化学株指数、工業用金属指数、石油 ・ガス株指数が0.87─1.99%安。 米大手銀行が今週、景気後退が迫っていると警告したほか、堅調な 経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き 締めへの懸念が強まり、米株式市場の主要指数も圧迫された。 イングランド銀行(英中央銀行)は来週12月15日の会合で、政 策金利を3.5%またはそれを超える水準まで引き上げることを決める 見通し。景気後退に向かう中、2桁のインフレ率を抑制するためにどの 程度の引き締めが必要なのか金融当局者の間で意見が分かれているよう だ。 製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は7.5% 上昇。GSK、米ファイザー、フランスのサノフィ、ドイツのベーリン ガーインゲルハイムの胃炎・消化性潰瘍治療薬「ザンタック」が原因で がんになったとして利用者らが4社を訴えていた裁判で、米フロリダ州 の連邦地裁が訴えを退けたことが材料視された。製薬・バイオテクノロ ジー株指数は2.67%上げた。 パブ経営のミッチェルズ・アンド・バトラーズは6.5% 高。前会計年度の利益が53%増加し、新年度の最近の売り上げも堅調 だとしたことが好感された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7489.19 -32.20 -0.43 7521.39 (ーからご覧ください)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」