[14日 ロイター] - ロンドン株式市場は続落して取引を終え た。インフレ抑制のために主要中央銀行がより積極的に金融引き締めを 進めるとの懸念が売りを促した。企業の不安な業績見通しが相次いでい ることや、商品価格の値下がりも投資家心理を冷やした。 中型株で構成するFTSE250種指数は1.23%安。 短期金融市場は現在、イングランド銀行(英中央銀行)が来月の会合で 政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げる確率は72.8% とみている。 FTSE350種石油・ガス株指数、鉱業株指数<. FTNMX551020>はそれぞれ3.34%、4.51%下落。急速な利上げで 経済成長が鈍化し、需要が減少するとの警戒感から商品価格が下落した のが響いた。銀行株指数は2.78%下げた。 前日発表された5月の英国内総生産(GDP)は横ばいの予想に反 して増加した。だが、エネルギー価格の高騰でインフレが高進する中、 経済見通し悪化に対する懸念を和らげることはできなかった。 住宅建設のバラット・デベロップメンツは1.5%安。2 022事業年度の住宅建設戸数が予想を下回ったと報告したことが嫌気 された。 オンラインカジノ向けゲームソフト会社プレイテックは1 8.2%下落。香港を拠点とする投資およびアドバイザリー会社のTT Bパートナーズが、厳しい市場環境を理由に買収提案を取り下げたこと がマイナス材料となった。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7039.81 -116.56 -1.63 7156.37 (ーからご覧ください)
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