[11日 ロイター] - ロンドン株式市場は続伸して取引を終え た。鉱業業が堅調に推移したことから指数は20カ月ぶりの高値を記録 したものの、相次いで発表された小売企業の決算はさえなかった。 FTSE100種は0.6%高。経営危機に陥っている中 国不動産大手、中国恒大集団がデフォルト(債務不履行)を 回避したことで、中国へのエクスポージャーが多い鉱業株が上昇した。 英高級ブランドのバーバリーは5.0%下落。天候不順と 中国での旅行規制により、第2・四半期の売上高は横ばいだったと発表 した。 ディスカウントストアのB&Mは5.5%下落。上半期の コア収益が減少した。 IGのチーフ・マーケット・アナリスト、クリス・ボーチャンプ氏 は「商品価格の上昇がバーバリーの下落を相殺し、FTSE100種は パンデミック(世界的な大流行)後の新高値を更新した」と指摘した。 英石油大手BPは0.8%安。ノルウェーの石油開発会社ア ーケルBPの持ち株5%の売却を発表した。 化学大手ジョンソン・マッセイは18.6%急落。電池材 料事業からの撤退計画と最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。 一方、オンライン自動車販売のオート・トレーダー・グループ<AUT OA.L>が14.3%急騰し、FTSE100種の上昇率首位。半期決算 で過去最高の売上高と利益を達成した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7384.18 +44.03 +0.60 7340.15 (ーからご覧ください)
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