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上海外為市場=人民元が下落、基準値の元安設定やドル高受け
2017年10月23日 / 05:31 / 1ヶ月後

上海外為市場=人民元が下落、基準値の元安設定やドル高受け

[上海 23日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対米ドルで下落。トレーダーによると、基準値(中間値)が元安方向に設定されたことや、米国での税制改革への期待拡大からドルが上昇したことが要因だという。

中国人民銀行(中央銀行)は、この日の人民元の基準値を1ドル=6.6205元と、10月10日以来の元安水準に設定。これは前週末(6.6092元)に比べ113ポイント(0.17%)の元安で、トレーダーによると市場の想定に大方沿ったものとみられる。

スポット市場の人民元は中盤時点で6.6322元と、前週末終値比127ポイントの元安で推移している。

オフショア市場の人民元も下落し、一時6.64元の水準を割り込んだ。その後、中盤時点ではオンショアの水準に比べて0.02%の元安となる6.6337元まで下げ幅を縮めた。

トレーダーは元の下落について、基準値の元安設定やドルの上昇が背景とみている。米上院は19日、2018会計年度(17年10月─18年9月)予算の大枠となる予算決議案を僅差で可決。上院の過半数を握る共和党が単独で税制法案を通過させる環境が整った。税制改革の進展により米政府の借り入れが増加し、インフレを押し上げるとの見方からドルは上昇した。

ある外銀のトレーダーは、元は短期的にドルの動向に左右されるとの見方を示した。

一部の市場専門家によると、ドルの動向は、トランプ米大統領が連邦準備理事会(FRB)の次期議長に誰を指名するかに影響を受ける見込みで、依然として不透明だという。

UBS(香港)のエコノミストであるワン・タオ氏は前週のリポートで、年内の元相場はほぼレンジ内取引となり、年末は6.6元近辺になるとの予想を提示。「人民銀は元を主要通貨バスケットに対して総じて安定的に維持する見込みだ。そのため、年内はドルの動向につれた動きが多くなるだろう。ただ、トランプ大統領の11月の訪中に向けて、ドル/元相場は安定的もしくは強含みとなるかもしれない」と分析した。

元は前週、ドルに対し約0.6%下落したが、中国外貨取引センター(CFETS)の貿易加重ベースによるCFETS人民元指数は0.4%の下落にとどまった。

他方で、短期金利市場の流動性は潤沢だという。人民銀は差し引きで、前週に5600億元、23日に1400億元を供給した。

流動性の指標とされる7日物レポ金利(加重平均)は中盤時点で2.7606%と、前週の引け平均を約7ベーシスポイント(bp)下回る水準。

主要6通貨に対するドル指数は93.768と、前週末終値の93.701から上昇した。

オフショアの1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.7875と、基準値に比べ2.46%の元安水準で推移している。

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