June 8, 2020 / 5:52 AM / a month ago

上海外為市場=人民元はじり安、過去最大の貿易黒字が下支え

[香港 8日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、やや軟調。トランプ米大統領による新たな関税発動の警告と季節的要因に圧迫された。ただ、5月貿易統計の黒字額が過去最高となったため、約4週間ぶりの高値近辺にとどまった。

中国税関総署が発表した5月の貿易黒字は629億3000万ドルと、ロイターが1981年に統計を集計して以来、過去最高となった。輸出が予想より小幅な減少にとどまり、輸入は予想以上に落ち込んだ。新型コロナウイルス流行による世界的な需要への影響が示された。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日の基準値(中間値)を1ドル=7.0882元に設定。

スポット市場の元相場は中盤時点で前日終値比0.06%安の7.0851元、オフショア人民元は0.2%安の7.0824元。

トランプ大統領は5日、欧州連合(EU)と中国が米国産ロブスターに対する関税を撤廃しなければ、対抗措置として関税を発動すると警告した。

北京のトレーダーによると、海外上場の中国企業による配当支払いに絡む外貨需要が元相場の頭を抑えているという。

ドイツ銀行の8日付のノートによると、香港上場企業は6月と7月に約730億ドルの配当を支払う見通しで、これに基づくと少なくとも6月末までに150億ドル相当の元売り圧力が発生する。

同行は「これが人民元を足元で軟調にさせている要因の1つで、もう1つの要因は企業がさらなる資本の還流に積極的でないことだ」とした。同行は中国の債券・株式市場への最近の大幅な資金流入を理由に、元相場についての全体的な判断をニュートラルとしている。

一方、人民銀はこの日、期間7日のリバースレポを通じて銀行システムに1200億元を供給したと発表した。金利は2.20%に据え置いた。中期貸出制度(MLF)を通じたオペを6月15日前後に実施する予定も発表した。

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