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上海外為市場=人民元は上昇、資金流出が抑制 今後ボラティリティー上昇へ
June 19, 2017 / 6:01 AM / 6 months ago

上海外為市場=人民元は上昇、資金流出が抑制 今後ボラティリティー上昇へ

[上海 19日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対米ドルで上昇。中国当局が公表した統計により、違法な資金流出の抑制策が取られる中で元の需給が安定化していることが示された。

ただ、米国が金融引き締めを進める一方で中国の経済成長は鈍化しており、ドルが再び上昇するとの観測が広がる中、トレーダーらは元のボラティリティーが上昇すると予想している。

上海にある国内銀行のトレーダーは「この日の元は安定しているが、今後の動向はドルの動向次第だ」と予想。「約5カ月低下していたドル指数は上昇に転じるとみており、元のボラティリティーは上昇するだろう」と述べた。

人民元の対ドル基準値(中間値)は1ドル=6.7972元と、前営業日の6.7995元から元高方向に設定された。

スポット市場の人民元は6.8092元で寄り付き、中盤時点で6.8113元近辺で推移している。

5月の中国人民銀行(中央銀行)による外貨取引は293億元の売り越しと、約2年ぶりの低水準となった。人民銀が16日公表したデータに基づきロイターが算出した。当局によると、元の需給は基本的に均衡しているという。

中国保険監督管理委員会(保監会)は16日、昨年後半に開始した国内代理店による香港の保険商品の違法な販売に対する取り締まりを継続すると発表した。

ドル指数は97.171と、前営業日終値の97.164から上昇した。

株式市場では、MSCIが今週、中国本土上場の人民元建て株式(A株)を新興国株指数に組み入れるかどうかを発表する予定。過去3回の見送りを経て今回は採用するとの期待が高まっている。トレーダーによると、外為市場への影響は短期的なものにとどまる可能性が高く、投資家は国内経済の見通しや金融政策に関心を寄せるとみられる。

豪マッコーリー・キャピタルのアナリスト、Larry Hu氏はリポートで、中国経済は今年下期に鈍化し、人民銀は指標金利を年内据え置くとの見方を提示。下期の人民元相場では「高いボラティリティー」が予想されるとし、7.00元を超える元安・ドル高になると予想した。ただ、年末には6.90元前後に回復する見込みだという。

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