June 7, 2018 / 6:07 AM / 17 days ago

上海外為市場=人民元は下落、企業のドル需要に押される

[上海 7日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで下落。基準値(中間値)は元高寄りに設定されたものの、企業のドル需要が引き続き強い。

主要6通貨に対するドル指数は低下。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)の巻き戻し開始をまもなく発表するとの観測からユーロが買われ、ドルは下落した。

中国人民銀行(中央銀行)は、この日の人民元の対ドル基準値を1ドル=6.3919元に設定した。前営業日の基準値(6.4040元)と比べ121ポイント(0.19%)の元高水準。

基準値が心理的節目となる6.4元を超える元高水準に設定されたのは約1週間ぶり。

ただ、スポット市場でドル買いが増加したことで、元の上値は限られた。

スポット市場の人民元は6.3862元で始まった後、中盤時点で6.3916元で推移。これは前日終値に比べ18ポイントの元安。

海外市場で上場している中国企業の配当支払いが始まるため、外貨の需要は今月増えるとみられており、元は下方圧力を受けるとみている市場参加者は多い。6月と7月は例年ドル需要がピークを迎える。

マーケットは、米中の貿易摩擦に関しても注目している。中国商務省はこの日、米国との貿易摩擦が激化することを望んでいないとの立場を示した上で、週末に終了した直近の米中通商協議について、一定の進展があったと強調した。

アビバ・インベスターズのアジア金利・FX責任者スチュアート・リットソン氏は「貿易摩擦は貿易戦争まで拡大しないというのが当社の基本シナリオだが、この安全なシナリオが実現しないリスクは高まっている」と分析。「世界の経済成長の再評価、貿易戦争への進展と結び付いたボラティリティーの上昇により、リスク許容度が低下し、ドルなど安全通貨が買われるだろう」との見方を示した。

さらに、人民銀は貿易交渉における駆け引きのため元相場を意図的に調整することはないとの見解を示した一方、ボラティリティーの抑制には努めるだろうと予想した。

ドル指数は93.53と、前日終値の93.66から低下した。

オフショア市場の人民元は中盤時点で6.3853元近辺。オフショアの1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.496元と、基準値に比べ1.60%の元安で推移している。

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