August 12, 2019 / 6:17 AM / 6 days ago

上海外為市場=人民元は下落、米中通商協議巡る懸念で

[上海 12日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は下落。米中通商協議の先行きを懸念させるトランプ米大統領の発言が圧迫している。

人民元は前週、1.7%下落し、1年あまりで最大の下げを記録した。

トレーダーによると、午前の取引では、米中通商協議を巡る前週末のトランプ大統領の発言が人民元の重しとなった。

トランプ大統領は9日、中国との貿易交渉を継続しているが「われわれには合意する用意はできていない」と語った。

国内市場の人民元のスポット相場は1ドル=7.0599元で始まり、正午時点で7.0624元と前週末終値から9ポイント元安の水準。

市場取引開始前に中国人民銀行(中央銀行)が発表した人民元の対ドル基準値(中間値)は1ドル=7.0211元。前週末の基準値に比べて75ポイント(0.11%)の元安で、2008年4月2日以来の元安水準となったが、市場の予想よりは元高だった。

ゴールドマン・サックスはノートで、ここ数日の非常にネガティブなカウンターシクリカル要因や人民銀行の為替に関する発言から、人民銀は、市場の予想を誘導するために元の下落ペースを非常に慎重に管理するとの見方を示した。

INGのエコノミスト、アイリス・パン氏は第3・四半期末と年末の人民元相場予想をそれぞれ7.05元、7.1元に修正。「当面は7.00─7.10元のレンジで推移すると予想する。それより元安に振れれば通貨戦争を始めるというシグナルになる。しかし、そうなれば他のアジア通貨も元に連れて下落し、中国経済へのメリットは乏しいため、可能性はないと考えている」と述べた。

中国人民銀行は9日、第2・四半期の金融政策実施報告書を公表し、人民元の安定を維持し、穏健な金融政策を継続することで国内の金融安定化を図る方針をあらためて示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)が週1回公表している人民元指数(24種類の通貨バスケットに対する人民元の貿易加重平均した相場)は9日は91.84と、前週から1.84%低下し2015年の算出開始以来、最低となった。

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