May 12, 2020 / 6:58 AM / 3 months ago

上海外為市場=人民元は横ばい、CPI減速で追加の政策支援への期待高まる

[上海 12日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルでほぼ横ばい。12日発表された中国の4月の消費者物価指数(CPI)の伸び率が低下したことから中国人民銀行(中央銀行)の追加金融緩和への期待が高まり、ドル高圧力を相殺した。

中国国家統計局が12日発表した4月の生産者物価指数(PPI)は4年ぶりの大幅な落ち込みを記録。一方、4月のCPIは昨年9月以来の低い伸びとなり、新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が減退している状況が浮き彫りになった。

野村(香港)のエコノミスト、Lu Ting氏は「CPIの伸び率の低下は、新型コロナの経済的影響を和らげるために追加の刺激策を打ち出す政策余地を中国当局にもたらす」と指摘した。

トレーダーらによると、人民銀行が10日に公表した第1・四半期の金融政策報告書で「洪水のような」成長刺激策の実施は控えるとしてきた従来の立場を表明せず、追加緩和の可能性を示唆したことが地合いの改善につながった。

一方、CPIの減速やPPIの低下を受け、インフレリスクが追加の金融緩和の障害になるとの懸念が後退した。

中国の李克強首相は11日、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)に伴い国が未曽有の困難に直面する中、マクロ経済政策の調整を強化すると表明した。

中国人民銀行は12日の取引開始前、人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=7.0919元と、前営業日の基準値(7.0769元)よりも150ポイント(0.21%)元安に設定した。 スポットの人民元は1ドル=7.0943元で取引を開始。中盤時点では7.0963元と、前営業日終値より25ポイント元高で推移している。

INGの大中華圏担当チーフエコノミスト、アイリス・パン氏はノートで「人民銀行が大量の流動性を供給し、金利が低下する可能性があるが、それが人民元の下落圧力になるとは予想していない」との見方を示した。

同氏は、人民元は1ドル=7.15元の水準で第2・四半期末を迎えるが、年末には1ドル=6.9元まで回復すると予想した。

アナリストは人民銀行の追加金融緩和に加えて、中国政府も景気刺激策を打ち出す公算が大きいとみている。

一方、ドル指数が100を上回る水準まで持ち直していることから、ドルの強さも無視できないと指摘するトレーダーもいる。

オフショア人民元は7.105元で推移している。

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